一般不妊治療をお考えの方へ|不妊治療の池袋えざきレディースクリニック

一般不妊治療をお考えの方へ

一般不妊治療をお考えの方へ

一般不妊治療をお考えの方へ

一般不妊治療も積極的に行っています

現在の不妊治療は体外受精が主流です。ただし一般不妊治療のみで妊娠できている方がいることは間違いありません。

当院にタイミング法の排卵日予測は尿検査ではなく迅速血液検査を用いる精度の高い方法で行います。高精度タイミング法で排卵日の3日前からかなり正確に排卵日を予測することが可能です。

人工授精でも正確な排卵日予測を行い、さらに精子洗浄濃縮人工授精を行い確実に高濃度の精子を子宮内に注入できるようにしています。

このような効率の良い人工授精を行うことにより人工授精で妊娠可能な方は3回以内でほぼ妊娠可能となりました。そのため従来のように人工授精を5回6回と繰り返す必要はありません。短い期間で結果がでるため人工授精が不成功であった時にでも早期にステップアップできることになります。

このように一般不妊治療といえども可能な限り効果の高い方法を選択しています。

一般不妊治療の妊娠成績

しかし下の円グラフに示したように一般不妊治療だけで妊娠できている人は全体のおよそ16%に過ぎません。
みなさんが想像している以上に一般不妊治療の効果は低く、一般不妊治療だけで妊娠できている人は決して多くはありません。

2016年に当院で妊娠した方の治療法の内訳

一般不妊治療を行って妊娠できたこの16%に入る可能性のある方には一般不妊治療を積極的に行うことが得策です。
しかし性交頻度が多い場合や、不妊期間が1年以上などの理由で、一般不妊治療で妊娠することが困難であると判断される場合には一般不妊治療を行うことは時間と費用の無駄となりますので早い段階から体外妊娠などの治療が提示していくことになります。

特に35歳以上の方は一般不妊治療に時間を費やすことはその後の治療で卵子が老化してしまっているので早めにステップアップした方が良いと考えます。
全ての人が「まずはタイミングから、ダメなら人工授精」と必ずタイミング法から順番にステップアップすればいいというわけではないのです。

タイミング法の次は人工授精と思っている方は多いのですが、人工授精の1回あたり妊娠率は一般的に10%未満となっています。不妊期間が1年以上の人であればおそらく数%にしかならないと言われています。
名称が「人工的」なので効果のありそうな感じがしますが、タイミング法とたいして違わない妊娠率です。
体外受精が普及していない20年前は体外受精が今より高額で入院が必要であったので仕方なくステップアップをしていました。
一律のステップアップ法は20年前の不妊治療の名残りで、現在では死語といってもおかしくはないでしょう。

一般不妊治療の妊娠率

多くの方は体外受精でなく一般不妊治療での妊娠を望んでいるかと思います。しかし、残念ながら子づくり期間が長くなるにつれて一般不妊治療の妊娠率は大幅に低下します。注意しなければならないのは検査に異常がないから一般不妊治療で妊娠可能でないということです。むしろ検査に異常がある不妊の方がはるかに少ないのです。

不妊症の検査より重要なのは不妊期間となります。

  • 不妊期間が1年以上
  • 月3回以上の性交があれば6ヶ月
  • 検査薬などの自己流タイミング法で6ヶ月
  • 他のクリニックでのタイミング法4回

この期間に妊娠できなかった方は、タイミング法や人工授精を行っても妊娠できる可能性は10%未満です。

高精度タイミング法や人工受精などの名称が大げさですが一般不妊治療は自然妊娠出来ない人が妊娠できるようになる治療ではありません。

ただし、むやみやたらと体外受精をすればよいわけではありません。
不妊期間が上記の範囲内であれば一般不妊治療の効果が期待できますので、体外受精でなく一般不妊治療を積極的に行ったほうが良いでしょう。
通常の一般不妊治療に要する期間が半年から1年としたら、当院ではそれを数か月程度に短縮することが可能です。