他院で治療していた方へ
「他院から転院してくるのは…」と心配なお問い合わせがよくあります。他院で治療した方でも当院で治療することは可能です。他院で妊娠しなかったからといって今までの治療は無駄だったわけではありません。
これまでの治療を振り返り、それを細かく分析して、まだ妊娠する可能性は残っていないかを探っていき妊娠へ向かって新たな治療法を検討していきます。
不妊治療は百発百中の治療ではありません。
なかなか結果出がないことに疲れてしまい、妊娠する可能性を残したまま諦めてしまう方も少なくありません。
可能性があるのに途中で治療を中止してしまうのはもったいないことです。医師からもうこれ以上は無理ですと言われる前に自ら諦めてしまう方が多いのは残念なことです。
妊娠をあきらめてしまう前に、本当に自分が妊娠できないのかを確認することが重要です。
当院としては治療開始してもなかなか妊娠できない方、反復不成功の方の治療にこそ力を入れています。
当院で今までの治療とは異なった他の方法による可能性は残されていないかを検討していき、可能性が残されているのであれば妊娠に導く方法を考えていきます。
今まで治療を振り返って治療法を検討します。もちろんすべての人が治療すれば妊娠できるわけではないので、今までの治療内容から判断して厳しい現実を伝えなければならないこともあります。
しかしほとんどの患者さんはまだ妊娠の可能性が見つかります。
そのため当院では パターン化した体外受精は行いません。
正しい治療は人によって異なるはずです。場合によっては月によって異なります。例えば排卵誘発法一つをとっても自然周期法から低刺激法、刺激法まで多くの選択枝の中から可能性を探り「完全オーダーメイド治療」を目指しています。
つまり当院の決められた方針をというものはありません。しいて挙げるのなら妊娠する可能性の少しでも高い治療をすることが方針です。
他院で実施した検査はすべてやり直す必要はありません。ただし感染症検査等の一部の検査は当院で再度検査をする必要があります。