体外受精|不妊治療の池袋えざきレディースクリニック

体外受精

体外受精

体外受精

治療の流れ

採卵する月
排卵誘発-採卵-受精-培養-全胚凍結

排卵誘発剤を使って、卵巣の中の卵子を複数個育てます。卵子が成熟したら、採卵して卵子を体外に取り出します。卵子と精子を受精させます。受精した受精卵(胚)が発育するかどうか培養しながら様子を見ます。発育してきた受精卵(胚)を当院ではいったん凍結保存します。

胚移植する月
凍結融解胚移植-妊娠判定

採卵した月の翌月以降にホルモン剤を使って子宮の内膜を整え、凍結保存していた胚を1つ融解して細いチューブを用いて子宮の中に戻します。

体外受精

具体的な手順

採卵する月

1.排卵誘発
人間の体では毎月一つの卵子が育ち排卵されます。たった一つの卵子でも体外受精は可能です。
しかし全ての卵子が受精・発育・着床するわけではありません。そのため排卵誘発剤を使って複数個の卵子を発育させるようにしています。
自然周期法からしっかりと誘発する刺激法など様々な誘発法があります。当院では多くの種類の誘発法の中からその人に合った方法を選んで治療しています。
2.採卵
膣から細い針を用いて卵巣の中にある卵子を取り出します。採卵にかかる時間はおよそ5分~10分です。
3.受精
採卵した卵子は精子と受精をさせます。
精子の数が十分であれば卵子と精子を混ぜて自力で受精が起こるようにします(媒精)。
精子の状態が悪い場合などは顕微授精を行います。
4.培養
採卵翌日に受精確認を行います。受精卵は2~3日間培養を行い、細胞分裂をして発育してくるのを待ちます。
状況に応じて追加培養を行い、受精卵が胚盤胞という状態にまで発育するのを待つこともあります。
5.全胚凍結
新鮮胚での移植は原則として行わず、全ての胚を一度凍結保存します。凍結した胚は翌月以降に融解して移植します。胚は液体窒素のタンク内で保存します。胚凍結による胎児への影響は現時点では無いとされています。
当院の融解後の胚の生存率は99%以上です。

胚移植する月

6.凍結融解胚移植
採卵した月の翌月以降にお薬を使って子宮の中の環境を整え、凍結胚を1つ融解し子宮内に移植します。
細いチューブを使って移植するので、通常は痛みもなく短時間で終わります。
7.妊娠判定
移植してから約2週間後に血液検査で妊娠の判定を行います。
妊娠できた場合は約1週間毎に診察し、妊娠7週頃に卒業となります。