基本検査
一般的に検査をすれば原因がみつかり、その原因に対して治療を行います。
逆に検査が正常値であれば身体は問題ないと考えられています。
不妊治療の場合、一般の病気の検査と異なる考え方をします。
まず検査で大きな問題が見つかることが少ないのです。原因が多すぎる割に検査で分かることが少なすぎるのです。
不妊の検査が正常だから自分が妊娠できる体と思われている方が多いのですが、実はそれは間違った考えです。
ある程度の性交の回数で妊娠できないと不妊症の疑いがあります。
検査が正常であるということは「原因不明不妊」というとても厄介な事態である可能性が高く、安心すべき状況ではありません。
不妊症では治療方針は年齢や不妊期間などから治療法を選択し、治療をしながら微調整を行っていきます。
検査はあまり重要ではなく参考程度として不妊治療は進んでいきます。
過去に検査をして異常が見られなかったからといって安心できるわけではなく、原因不明不妊が隠れていることも考えて、早めに不妊治療専門・体外受精専門のクリニックを受診することをお勧めします。