完全オーダーメイドの体外受精 | 不妊治療・体外受精専門の池袋えざきレディースクリニック

完全オーダーメイドの体外受精

完全オーダーメイドの体外受精

完全オーダーメイドの体外受精

体外受精には色々な治療法があります。
例えば排卵誘発法では、自然周期法、低刺激法、高刺激法など大きな分類があり、そこからさらに細分化されています。

自然法か刺激法のどちらかが優れているということはありません。
もしそうであれば世界中で同じ排卵誘発法を行うはずです。つまり排卵誘発法などの治療法は患者さんによって異なるものと考えています。

そのうえ女性の身体は毎月コンディションが変わります。つまり毎月同じ治療をすることがよいわけではなく月によって臨機応変に体の変化に対応していく必要があります。

当院では「自然周期法だけ」、「刺激法だけ」などのワンパターンの排卵誘発法は行いません。
検査結果だけでなく過去の治療歴や卵子の培養の結果に基づき自然周期法から刺激法まで、ありとあらゆる排卵誘発法に対応し使い分けています。

治療法は患者さん一人ひとりの卵巣の状態によって使い分けしなければなりません。
ありとあらゆる不妊の患者さんに対応するためには、治療法を個別化する必要があります。

池袋えざきレディースクリニックの体外受精では「完全オーダーメイドの体外受精」を重視しています。

治療の個別化には厚労省に定められた先進医療などのオプションの検査・治療が必要となることもあります。
先進医療は保険適応外ですが、登録施設では保険診療と併用できます。

池袋えざきレディースクリニックでは先進医療を併用した体外受精を保険診療で行うことができます。

すべてを自費診療にしなくても保険診療の中だけでもかなりの範囲までオーダーメイド治療は可能です。

実際に多くの方は全額自費診療でなく保険診療の範囲内での診療で妊娠することができています。

採卵の痛みは誰もが心配することかと思います。
静脈麻酔は採卵の痛みを少なくすることには優れています。

しかし静脈麻酔には血中酸素低下、ふらつき、嘔気などの重篤な副作用があるため局所麻酔のほうが安心です。
そのため池袋えざきレディースクリニックでは安全に実施できる局所麻酔での麻酔を主体としています。

しかし、通常の局所麻酔法では採卵の痛みを取るには不十分でした。

当院では痛みを減少する麻酔技術である「エコーガイド下局所麻酔法」という新しい手法を実施しています。

エコーで確認しながら痛みの原因となる部位を狙って局所麻酔薬を注入します。

エコーガイド下局所麻酔法だけでなく、神経の周囲に麻酔薬を注入する神経ブロック法を併用することで広範囲に麻酔を効かせることが可能となりました。
この新たな方法により通常の局所麻酔より痛みがかなり軽減しています。

※当院では全ての患者さんが追加費用なくエコーガイド下局所麻酔法を受けることができます。

エコーガイド下局所麻酔法の導入により静脈麻酔が必要となることはほぼなくなりました。

しかし巨大子宮筋腫など通常より痛みを伴う場合、不安神経症などで緊張が強い方には必要に応じて静脈麻酔を実施する場合があります。

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痛みのない採卵麻酔について

妊娠率向上は地味な作業の積み重ねでこそ達成できます。
池袋えざきレディースクリニックでは10年以上にわたる診療経験で蓄積された治療データをもとに個々の患者さんの治療法を決定していきます。

その場の思い付きなどではない、少しでも確率の高いであろう治療を行うことが重要です。

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当院の妊娠率について

体外受精は日々進歩しています。当院では新しい受精・培養技術を積極的に取り入れるようにしています。

しかし最新の治療法が最良の治療法とは限りません。
「本当に効果があるのか?」「悪影響はないのか?」を検証して、それぞれの患者さんに合った方法で治療を行います。

先進医療は厚労省の定めた治療で認可を受けた施設でのみ実施することができます。池袋えざきレディースクリニックでは数多くの先進医療認可を受け実施しています。

タイムラプスインキュベーター

受精卵の発育を約140時間連続で記録可能な培養器です。
発育の様子など多くの情報を基に、移植に適した受精卵を選ぶ参考にします。
また受精卵へのダメージを与える原因である温度やpHの変化が少なく良好な胚を発育させます。

タイムラプスは厚労省の定める先進医療であり保険診療での体外受精でも実施できます。

通常の体外受精を繰り返しても妊娠しないことを「難治性不妊症」といいます。
難治性不妊症であっても悲観的になる必要はありません。

このようななかなか妊娠できない難治性不妊症の患者さんに対して当院ではさまざまな取り組みをしています。
反復不成功例に対する妊娠率の改善は池袋えざきレディースクリニックが最も力を入れている診療です。

胚移植回数別の妊娠率(当院)

不妊治療では妊娠しやすい人から抜けていくため回数を重ねるにつれてだんだん妊娠しにくい人が残るため妊娠率は下がっていきます。

右肩下がりで妊娠率が急激に低下していくのが普通なはずですが、グラフでは妊娠率はさほど低下していません。

当院のオーダーメイド治療では4回不成功後の5回目の胚移植であっても30%以上がまだ妊娠出来ています。
患者さんに合わせた治療を個別に対策した結果です。

反復不成功の対策としてはまず繰り返し良い受精卵を胚移植することです。
胚移植までたどり着けない、胚のグレードが悪い方への対策も行っています。

まず毎回の排卵誘発の際に今まで行ってきた治療を振り返り、改善すべきところはないかを徹底的に探ることを行い、少しでも良い胚を作るために細かく分析し修正します。

このプロセスが一番効果を出す上で重要となります。
今までの治療の情報は今後の治療への財産です。
ただ治療をやりっぱなしにして、やみくもに方法を変えるのではなく、過去を振り返り細かい分析をします。

また当院の過去15年間の治療データとも照らし合わせて修正するべきところを修正していきます。

良い胚が育たない場合

良好な胚を繰り返し胚移植しても妊娠しない場合を、これは着床不全・着床障害といいます。

受精卵が良好なので、この場合は排卵誘発の変更は必要がなく、着床のみにフォーカスをあてて治療を進めていきます。

しかし着床不全の検査をしても原因が判明しないことが多く、そこが問題となります。
通常の方法で妊娠しないのでオプション治療を実施していきます。

必要に応じて、以下の着床不全のオプション治療を追加していきます。

難治性不妊のオプション治療
  • 子宮内フローラ**
  • 子宮内膜スクラッチ**
  • SEET法**
  • ヒアルロン酸胚移植時注入**
  • アシステッドハッチング*
  • 卵子活性化(カルシウムイオノファ)*
  • ERPeak**
  • PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)

*保険適用:保険診療で実施可能

**先進医療:保険診療の体外受精と併用可能です。

オプション治療は数多くの種類があり高額なものも少なくありません。
これらの治療は万人に効果があるわけではなく、むしろ逆効果となるものもあります。
すべてのオプション検査を実施すればよいわけでなく有効である可能性の高い治療から慎重に実施しなければなりません。今まで不成功であった過去の治療を振り返った上で適切な治療を選択する必要があります。
詳細は診察の際、医師とのお話で個別に判断していくことになります。

難治性不妊の治療

体外受精を繰り返しても妊娠できないことを難治性不妊症と言います。
難治性不妊症に対する治療には先進医療や保険適用外の診療もあります。