一般不妊治療で妊娠出来ない方 | 不妊治療・体外受精専門の池袋えざきレディースクリニック

一般不妊治療で妊娠出来ない方

一般不妊治療で妊娠出来ない方

一般不妊治療で妊娠出来ない方

人間は排卵日に性交しても必ずしも1回で毎月妊娠できるわけではありません。
しかし排卵日前後の性交を3-4ヵ月続けると90%の方が妊娠すると言われています。

日本産科婦人科学会では、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交していたにもかかわらず1年間妊娠しない場合を「不妊症」と定義しています。

1年間性交をしていれば排卵日検査をしなくても3-4回程度は勝手に排卵日付近にあたり妊娠するはずです。

1年間妊娠出来なければ不妊であると学会が定義している根拠はそこにあります。

ただし、1年間待たなくても、排卵日付近の性交を3-4回繰り返しても妊娠できない場合は不妊症として本格的な治療を必要とします。

排卵日付近の性交が合計3-4回まで達していない方は、まだ回数が不足している可能性があります。

3-4回に達するまで一般不妊治療を繰り返すと良いでしょう。
しかし、3-4回と言うのはクリニックに来てからの回数ではなく初診以前の期間も含まれます。
受診前と一般不妊治療開始後を合わせてこの回数に満たない方はまだ一般不妊治療がよいかと考えます。

≪一般不妊治療で妊娠可能の目安≫

  • 何もしていなければ12ヶ月
  • 市販の排卵検査薬での自己タイミング法で3-4回以内

このどちらかに当てはまれば、排卵日付近の性交回数が少なく一般不妊治療での妊娠の可能性があるので、体外受精でなく一般不妊治療を行うとよいでしょう。
これ以上であれば、体外受精が必要となる可能性が高くなります。

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池袋えざきレディースクリニックの一般不妊治療

一般不妊治療にあたるタイミング法、人工授精の一般不妊治療での4回目以降の妊娠率は2%未満です。

4回以上の一般不妊治療は現実的には意味がない事になります。
正確に排卵日がわかっていないことを心配する方もいますが、性交は排卵日と完全に同日である必要はなく、2日くらい早くても妊娠可能なのでそこは厳密にこだわらなくても問題ありません。
一般不妊治療の効果がない場合は体外受精でないと妊娠できないということになります。
4回目くらいまでを目安に体外受精に移るのが良いと考えます。
その回数は患者さんにより異なるので初診の際に医師から説明します。
検査で原因が見つかれば対策がしやすいので早く妊娠可能となります。
回数を超えても検査に異常がなかった場合は体外受精が必要ないと考える方が多いのです。
しかし、問題がなければ既に妊娠をしているはずです。
検査で異常が出ない場合は問題がないわけではなく、問題があるけどもたくさん検査をしても原因を見つけることができず、治療が難しい状態であるということになります。

これを「原因不明不妊」といいます。

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一般不妊治療の検査

タイミング法や人工授精といった一般不妊治療は「一般的な治療」と認識されていることが多いと思います。
この一般不妊治療という言葉が登場したのは45年以上前に体外受精が日本で始めて成功した頃です。

その当時は一般的であったタイミング法や人工授精が「一般不妊治療」という名称になりました。
この名称がタイミング法や人工授精を一般的な治療と誤解する原因となっています。

「体外受精は最後の手段」と言われていたのは30年以上前の話です。
出生する子供の11人に1人は体外受精で生まれてきた子供です。
クラスに数人は体外受精で妊娠し生まれた子供がいるという時代となり体外受精こそが一般的な治療となっています。

体外受精といえども必ず1回で妊娠できるとは限りません。
体外受精でも年齢が上がってしまうと妊娠することが困難になります。

特に35歳を過ぎると体外受精でも大幅に妊娠率は下がってきます。

一般不妊治療に時間をかけすぎてしまうことが多々ありますが35歳以上の方は早めに一般不妊治療を切り上げた方が良いかと思います。

35歳未満であっても二人以上を出産希望であれば、35歳までに2人目を妊娠出産することが望ましいです。

そのためさらに早めのペースで一人目の治療に取り組んだほうが良いと思います。

全ての人がすぐに体外受精を始める必要はありません。一般不妊治療で妊娠できる方も少なくありません。
ただし、効果のない一般不妊治療をつづけることは時間と費用の無駄となります。

池袋えざきレディースクリニックでは効率の良いスケジュールで患者さんに合ったタイミングで、患者さんに合った治療を行っていきます。