薄い子宮内膜の治療 | 不妊治療・体外受精専門の池袋えざきレディースクリニック

薄い子宮内膜の治療

薄い子宮内膜の治療

薄い子宮内膜の治療

子宮の内側の受精卵が着床する場合を子宮内膜といいます。
受精卵は排卵後約7日で子宮内膜に着床します。

子宮内膜は、生理から排卵日にかけて厚みを増し、排卵日には7㎜以上になります。

排卵後ではあまり厚みは変わりません。
薄くなることもありますが、排卵時期に測定した子宮内膜厚の方を重視します。

子宮内膜厚と妊娠率

体外受精での子宮内膜と妊娠率のグラフです。
子宮内膜が薄い人は妊娠率が下がる傾向があります。
ここで大切なのは7㎜以上だと40%の妊娠率ですが6㎜以下でも30%は妊娠していることです。

10%ほど妊娠率が低下しますが、子宮内膜が薄いからといって妊娠しないわけではありません。

池袋えざきレディースクリニックでは薄い子宮内膜に対する治療に力を注いでいます。

子宮内膜が約7㎜未満だと内膜は薄いと判断します。
子宮内膜の厚い排卵日前後での計測値を基準とします。
排卵日よりはるか前の子宮内膜が厚くなる前に計測すると子宮内膜が薄いと誤判定することがあります。
子宮内膜が薄いといわれている場合、計測時期が早すぎて実際より内膜が薄いと診断されているケースもあります。

5㎜であっても排卵の時期より早ければ排卵日には7㎜以上になっているので、それを見越して判定する必要があります。

子宮内膜厚の測定時期

よく使用される排卵誘発剤にクロミフェン(クロミッド®)という薬剤があります。
クロミフェンを使用すると子宮内膜が薄くなることがあります。
当院ではクロミフェンで子宮内膜が薄くなった場合、子宮内膜に影響しない他の薬剤に変更するか、投与方法を変更します。

排卵する時期が早く、十分に子宮内膜が厚くなる前に排卵日を迎えてしまうことがあります。

つまり「卵子の成長 >> 内膜の成長」ということです。
これは子宮内膜の機能が悪いわけでなく排卵が早すぎることになります。
こうした場合は排卵誘発剤の投与などで改善することがあります。
改善が見られない場合は体外受精を行い、子宮内膜を厚くした状態で胚移植を行います。

流産手術、人工妊娠中絶手術、出産時の胎盤の癒着などが原因で、過去に子宮内膜に物理的ダメージを受けたことにより子宮内が癒着し内膜が薄くなることがあります。
エコー検査や子宮鏡(子宮内カメラ)を用いて子宮内の状態を観察して癒着などを確認します。
癒着があれば手術で剥離する方法があります。
また近年ではダメージを受けた子宮内膜に薬剤を子宮内に注入する方法があり、これにより子宮内膜が再生する可能性があります。

体外受精で子宮内膜が薄くなり問題となるのは胚移植をおこなう周期です。
子宮内膜が薄い場合、採卵と同じ周期に胚移植を行えないので、(新鮮胚移植)胚を凍結して別の周期に胚移植を行います。
人工周期(ホルモン補充周期)で子宮内膜を調整して厚みが増した時点で凍結した受精卵を融解し、胚移植を行います。
これで子宮内膜が薄いといわれている方のほとんどが妊娠可能です。

池袋えざきレディースクリニックではこれらの対策で解決しない場合にはG-CSF子宮内注入法やPRP・PFC-FD子宮内注入法といった子宮内膜再生のための治療を行います。