チョコレート嚢胞・子宮内膜症と不妊治療
チョコレート嚢胞は不妊症を引き起こします。
チョコレート嚢胞とは子宮内膜症が卵巣に発症することで起こる、20~40代の女性に発症しやすい疾患です。
チョコレート嚢胞がある方は約50%の確率で不妊症になると言われています。
不妊治療を行うと多くの方は妊娠可能ですが、通常より時間がかかる傾向にあります。
子宮内膜症とは、子宮内膜と同じ細胞が子宮以外に発生する病気です。
炎症は卵管周囲に広がり、精子や受精卵の移動を妨げます。
卵巣に子宮内膜症が発生すると卵巣内にチョコレートの様な古い血液が溜まります。
卵巣を圧迫し、慢性炎症を引き起こして卵子の質や数を低下させ妊娠を困難にします。
さらに子宮内膜の環境も悪化し、受精卵が着床しにくくなることで妊娠率の低下につながります。
こうしたことが原因となり不妊症となります。
35歳未満で卵巣機能が正常であれば、タイミング法・人工授精などの一般不妊治療を行うのが良いと考えます。
ホルモン療法は病気の進行を遅らせる効果がありますが、妊活中には実施できません。
手術が効果的な場合もありますが、卵巣の正常な部分にもダメージを与えるため、AMHの低下などの問題があります。
現在はチョコレート嚢胞のある方の不妊治療は、一般不妊治療か体外受精が中心となります。
これらに当てはまる場合は、一般不妊治療での妊娠が困難なので早めに体外受精を行うのが最短ルートです。
チョコレート嚢胞(子宮内膜症)は徐々に進行していく疾患です。
しかし、妊娠中には子宮内膜症が悪化しないという特徴があります。
つまり、早くに妊娠することが子宮内膜症の治療となります。
年齢が高い方や、将来2人目を考えている方は早めに不妊治療を開始することが大切です。
「手遅れはあっても早すぎることはない」のが不妊治療です。
| 手術療法 | 当院の体外受精・顕微授精 | |
|---|---|---|
| メリット | ・月経痛などの症状改善
・嚢胞の悪性化リスク低減 |
・妊娠への最短ルートを追求
・身体的負担の軽減 |
| デメリット | ・AMHの低下 | ・通院回数が多い |
| 向いている方 | ・嚢胞が大きい場合(5cm以上)
・悪性化が強く疑われる場合 ・強い痛みを伴う場合 |
・卵管が閉塞・癒着している場合
・35歳以上で早期の妊娠を望む方 ・手術を避けたいと希望される方 |
嚢胞摘出手術は症状改善に有効な場合もあります。
ただ、妊娠を望む方には卵巣予備能低下や再発のリスクが大きな問題となります。
手術がベストの治療となる方もいますが、当院では妊娠を最優先とし、可能な限り手術は回避する治療方針としています。
池袋えざきレディースクリニックは負担の多い手術を極力さけて、妊娠率を高める治療設計を行っています。
また、予約が取りやすく、待ち時間は「平均20分以内」、「週末診療」や、「夜19:00までの診療」など、患者目線の効率的な診療体制により「働きながら」の通院が可能です。
不妊治療経験が豊富な不妊治療の専門医である院長と、スタッフが一貫して貴方をサポートいたします。
チョコレート嚢胞があっても妊娠を諦める必要はありません。
ご自身の状態を正しく把握し、専門医と共に最適な治療を選ぶことが大切です。
当院では初診時に時間をかけて状況を伺い、卵巣機能検査や年齢を考慮した治療計画を立てます。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。